【注意喚起】生活保護と医師のモラル【懲罰的感情】

私が長い事、懸念してる問題。それは

医師のモラル(倫理観)の低下。

この動画を見てみてください。

2025年1月1日追記

この動画、いきなり非公開になりました。

ここで注目していただきたいのは、

「懲罰的感情から、『生活保護受給者は高額な治療を受けさせない」と公言する医師もいる」

という箇所。

これ、本当にあることです。

生活保護受給者だけでなく、高齢者に対して、ある種の「敵意」、あるいは「むき出しの敵意」を魅せる医師が増えていると感じています。一部のSNSなど、見るに耐えない弱者切り捨て論を展開しているアカウントも散見されます1

  • 「そろそろ、義務を果たしている人だけに提供される医療、について議論しませんか?」
  • 「もういいかげんにしろと言いたい。真っ当に働いてる人が救われない現状に憤りを感じる」
  • 「さすがに怒りしかない。支払いを気にしなくていい人がありったけの治療を希望する現状」
  • 「ジジババを生きながらえさせるために若年層が犠牲になっている」

ここまできたら、医師による、社会的弱者への敵意を背景とした「手抜き診療」「格差診療」が行われ、その結果として不幸にも犠牲者が出てしまう。そんな事態までは「あと一歩」と危惧するのは、私の心配が過ぎると言えるでしょうか?

現行の生活保護制度の問題点

ただ、医師の側にも汲み取られるべき事情がある、と私は考えています。

現行の生活保護制度のしくみとして「医療費が青天井(上限がない)」があります。

つまり、健康保険が適用される治療であれば、どれだけ高額な治療でも本人の自己負担ゼロということ。

「不公平だ!」と感じましたか?

そう感じる方がいてもおかしくない。私も、この制度には問題意識を持っています。

ただ、ことはそう簡単ではなく、たとえば以下のようなケース、

腎臓疾患を患い、人工透析を一生、受け続けなければ生きられなくなった。とうぜん、仕事をすることも困難だ。これからどうして生きていけばいいのか。

このようなケースの場合、「生活保護の医療費青天井制度」があるおかげで「もう死ぬしかない」となってしまう事態が救済されているのです。

ですので、青天井制度を批判したり是正したりすることを論じる際には、こうした事情もかんがみなければいけないと思うのです。

現場の医師は、日々患者と接していて、経済的事情から治療を断念せざるを得ないケースにも立ち会うことと思います。そうした中、医療費の青天井という明らかな「特権」を与えられている、とも見える生活保護受給者に敵意を抱く医師が出てくることは、不可避なのかも知れません。医師だって人間ですからね。

いずれにせよ、社会的弱者と位置づけられる人々に対して私は、注意喚起を続けていきたいと思います。怒りの感情にまかせた差別的医療、格差医療で命を奪われないために。

以下の記事においても、医師のモラルと生活保護の観点から私見を述べています。ぜひご一読ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

  1. それらアカウントのすべてが本物の医師とは限らないが。 ↩︎
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